Myself; Yourself総評

うーむ、どうなんだろう。
バイオリンの教師は菜々香父母の友人にして
菜々香の本当の父親でしたか、そうですか、ふーん。それで?って感じ。
なんで父親は妻だけでなく菜々香も殺らなかったのか、ちょっと疑問。
あの雰囲気だと奴の子だと思っただけで憎くてしょうがないハズなんだが。
まあ別にそんな凄惨な話は望んでないのでどうでもいいが。
引きこもり、そしてリストカットの流れは佐菜といっしょかと思いながら
見ていたが、まんま佐菜が説明してくれた。
腕時計を執拗に見せていたからまあそうだろうとみんな思っていただろうが
ヒネリはなし、まんまでした。
で、説明終わって、あわわ、いきなり10年後ですかー、ひょえー、
これは斜めはるか下をいく予想外なオチ。
なんたら自然公園の記念で菜々香のヴァイオリンリサイタル、
星野さんや麻緒衣、雛子、先生、そして駆落した双子もこっそり集まってくる。
佐菜が結婚指輪を菜々香へ。
菜々香ははじめて作った曲、完成まで長い間かかったが Myself; Yourself と
名付けたとかいってヴァイオリンを弾く。fin。


これはちゃんとしたエンディングが見たければゲームをやってください
ということかぁー!!「あのね」商法に続く新たなやり口を開発した!?


題材はよかった。いろんなトラウマやら家庭問題やらをかかえたハイティーン達が
どう現実と折り合いをつけハッピーになっていくか、
その辺がテーマじゃなかったのか!?
いろんな伏線を出しといて全く回収されず乃至不発に終わる、というあたりが
「あとはゲームでね」商法。
桜の木の下に死体を埋めて・・・とかやってたキ印のばあさん、星野さん刺しておわりっー?
しかも菜々香が死んだ孫に似てたとかいう設定全然無視だし。
修輔・朱里の継母って単なるやりマンでしたー、でおわりっー?
あと市長選だかがどうとかいってたくそ親父はー?
もっと話のころがしようはあるでしょうに。
雛子もあれでおわりって、ちょ、ひどくもったいなくないかー?


ほかにもいろいろあるだろうが完全に消化不良。
これでゲームの販促になってるんだろうかすごく疑問だ?
雛子お当番回やアニメンジャーの回、そして星野さんヤンデレ炸裂回など
丁寧な話の作りでインパクトもあったので
全体的に見て非常にもったいないなーと思う。
やっぱり普通に1つのきちんとしたエンディングをアニメでやって
ゲームもプレイすると他にもシナリオのルートがあってエンディングも
変わってきますよー、っていう方がアニメ・ゲーム双方にとって健全なありかたなんじゃないかな。
ともかくひどい中途半端な終わり方でとても残念。