アリソンとリリア 第6話

ちょっと、ちょっと。なんか数話分のプロットをシナリオと間違えて
絵をつけちゃいました的な、枝葉をすっとばした急展開!!!
前回までの、ふとしたことで知り合ったじいさんから聞いて
伝説の壁画を発見、百年にもわたる戦争を夏休みにちょっと終結させてみましたー、
とか今回の、ちょっと森で知り合った女の子が(20歳は正直驚いた、
15、6にしか見えんぞ)今はなき王国の忘れ形見の姫君で
「我は健在なるぞー」と民衆に知らしめるために首都まで行きまっせ!
とか、題材はものすごくいいにも関わらず感情が流れていないから
シナリオにすらなっておらずプロットを見せられている感じなんだよ。
さすがにもうちょっと掘り下げないとダメだろ。
物語の背景を説明セリフでちょろっと言うだけじゃーなぁー。
原作ではそのぐらいしか書いてないのかもしれないが
字の媒体と絵と音のあるアニメとでは全く情報量が違うわけだから
それに見合った肉付けを脚本・シリーズ構成でしないと失敗するわけだ。
民放で次シリーズはどうなるかわからんというなら詰め込みシナリオも
仕方ないのかもしれないが、人気さえ出ればいつまでもやれそうな NHK のアニメで
こんなプロットみたいな脚本書いてちゃマズイだろ、いくらなんでも。
話を少し膨らまして奥行きを持たせるのを原作者が了承しなかったのか?
なんというか非常にいい作品になるポテンシャルがある原作を
こんなことでつぶしてしまうのはなんとも勿体ない話だ。
残念ながらこれじゃ人気は出ないんじゃないかな。