true tears 総評

キミキスとは違ってこっちの方はきれいにまとまったな。
1クールというのも幸いしたか。
愛子は乗り換えんの調子よすぎじゃね!?と思うかしれんが
女なんて所詮そんなもん。三代吉と幸せになれればそれでいいんじゃね。
一方、比呂美はなんというか良くも悪くもオンナだね。
真一郎ママンと同一直線上にいるぜ。
真一郎のことを奪い取ったハズなのに乃絵を気にする真一郎に嫉妬が抑えられず
乃絵につっかかったり「してもいいよ」と OK 宣言してみたり。
アパートに様子見にブリ大根持ってくる真一郎ママンも筋金入りだ。
この辺リアルすぎて逆に恐い。
真一郎は全部ちゃんとするために、絵本完成できたこと乃絵にお礼を言って
比呂美が好きなんだと告げる。
乃絵も電波っ娘 -> 錯乱娘 -> 骨折娘 から
痛くても辛くても何とか自分の足で歩いていく道を選んだようだ。
そしてエンディング、鶏小屋の前で独り佇む乃絵、スタッフロールが流れて・・・
んっ、動きがないようで背景に動きがあったり鶏が隅でバタついたり芸が細かい・・・
true tears 最後、乃絵の頬から涙が伝う、って思ったがそうじゃなくて
涙が空に舞っていってエンド。
なるほどそれが true tears か。


なかなかよかったな。監督さんってシムーンの人だったのか、
どうりで作りが丁寧なわけだ。
真一郎パパンにさりげなく「涙を流すときか・・・心がふるえたとき、かな」とか
言わせるあたりもいい演出だった。
嬉しいときも悲しいときも辛いときも「心がふるえる」わけで。
電波っ娘から恋する乙女そして失恋。乃絵は成長したよ。


こういうのだと実写ドラマでもいいんじゃないか、
アニメである必要ないんじゃないか
とは思うな。予算の関係とかはあるだろうけど。
働きマン」も実写ドラマのほうが自分にはおもしろかったしね。
まあこういう良質のドラマを見せてもらえるのは僥倖なんですが。