電王戦リベンジマッチ 森下vsツツカナ

明け方5時くらいに無音で森下さんが
なにやらブツブツ話しはじめたんで「?」と。
そしたら5時半近くに解説再開の時間になって
片上理事から「指しかけ」の説明・・・


オイオイオイ今のいままでの死闘はなんだったんかい!と。
死に体の状態でヘロヘロになりながらも森下さんが
入玉、点数で勝ち!(森下は大駒3枚でツツカナは
小駒を拾っていっても全然足りない状況)
を見たかった!


しかしまあ森下さんが前回の負けの後、
「盤駒アリなら1手パッタリのポカがないんで勝ちますよ」
と○○○の遠吠えみたいなこと言って谷川名人らを
苦笑させたことをちゃんと自ら証明してみせたわけだから。
「継盤アリっていうのは待ったアリということですから
どうかなという思いはあったんですけれど」
と森下さんが今回の死闘後、マイク向けられて語った
わけだが、そりゃもう「将棋」じゃなくて
それじゃ「研究会」だからね。
最後「角で銀とって寄りだとはおもうんですけどねぇ・・・寄せにいって見落としがあると・・・もうアタマが朦朧としてきたものですから。それで駒を取りにいこうと」
で1333鎌倉幕府滅亡くらいからずーっと延々と
駒取って、と。14歩も同歩、12歩も同香、24歩も
同歩と・・・
男気をみせて再登場の佐藤康光9段も「いつ手抜いて寄せにいくのがいいんでしょうねぇ」と。「あとで棋譜並べ返してここで手抜く、みたいな研究はしないですからねぇ」と。
今にして思えば、「森下センセー手抜いて寄せにいかないとコンピューター将棋は負け将棋を延々指し続けますよ」と
暗に言っていたんだと。結局、その辺の決断力と寄せの正確さに欠けていたから森下さんはタイトルおしいところでとれなかったんだろうか?と。佐藤さんは名人を含めタイトルいくつも取っていますからねぇ。


まぁ、それはそれとしてもスゴイ勝負だったってことは誰しも認めるところ。あとは「ワシが指しても」勝てる局面!(でもこっから負けることもありえるのが将棋のこわいところ。相手がアタマ下げるまでは勝ちじゃないのがホントのホント)
これは森下勝ちでいいんじゃないかと。もう指しかけから「再開」ってやっても誰がみんねん!!もう勝負ついとるやろ!!!と。これは塚田さんがみせたクソ粘りとは違うんで。あれは団体戦の「プロ負け」阻止のためだったからで、それは局後に塚田さんが涙ながらに語っていたこと。解説のハゲ木村は「投げろや!」とぶちきれていたけどね。森下説「ポカなければプロが微差で上」が証明された時点で「もういいだろ」と。


それにしても、ルール作った片上理事だっけ!?
こいつがアホなんだわぁ。12時ストップとか1時ストップとかそういうんじゃなきゃ終わらんだろうと。「想定外」ってバカかオマエは!!そりゃ時間無制限じゃスタッフ一同限界くるやろうと。まあコンピューター相手の「将棋」と「研究」は違うからもうちょっとルール考えたほうがいいね。あと、クラスターでもなんでもありのコンピューターと羽生もしくは渡辺をだして勝負ってんじゃなきゃ、もう誰も納得しないだろ。別にクルマと走りっこでニンゲンが負けてもおかしくもなんともないんだから、将棋だけに特化したコンピューターがニンゲンに勝っても「ああそうか」ってだけで別にタイトル戦やNHK杯戦の価値は下がらないよ。


あーそうそう。
NHK杯戦でも森下さんは作戦勝ちの必勝形から粘られて結局負けてるからね。今回も続けてりゃ「どうみても投了」の局面からでも「勝負には負ける」可能性はあるよ。それは認めなきゃね。


PS. 指しかけ再開ってのは、森下さんの自宅で
解説も森下さん自身が行うってのがイイかもね。
あとは単に「ハイ、これで勝ちました」という
証拠の棋譜を残す作業があるだけなんで。
読み上げも森下さん自身でやってくれ。
それをネットで垂れ流してくれりゃそれでよかろう。
マシンのメンテ用に何人かは待機が必要かもしれんが。
もうホントこれ以上はツツカナが「負けた」って
言わん以上、全駒するしかないんで。もうそんなん
とっても付き合ってはおれん!