テレパシー少女 蘭 第21話

凛さんのエピソードをはさんで再び翠メイン回!
ひょんなことからおばあちゃんと知り合いになって、
自分のおばあちゃんを思い出す。
翠はおばあちゃんっ子だったんやなぁ。
それが「化け物!」というのを病室の陰で聞いてしまって
どこにも味方がいなくなってしまったと思い込んだ翠・・・
おばあちゃんが今わの際に「翠・・・バイオリンを聞かせて」
と言ったのは許して欲しかったからなんだろう。
しかし拒絶した翠は、そのまま孤独の闇にのまれることになった。
それが蘭と出会って変われた、救われたんだね。
翠とバイオリンにはおばあちゃんに纏わるそういう話があったのかぁ。


で、その知り合いになったおばあちゃんだが「菜の花ばたけに〜」って
『おぼろ月夜』な、それが好きって、まあおじいちゃんが好きだったとか
そういうのだろ、と思っていたが、ここでも孫に「化け物!」発言か・・・
この孫って、第1話、第2話とかで連続で出てきたあの先生のことやろなぁ〜、
と思ったが「桃子・・・」とかつぶやいたから、やっぱりそうなんやろ。
つか、もう名前忘れちったんだけど!
おばあちゃん朦朧としてしまって翠を「桃子」と呼んで「悪かった」と謝る。
そんで危篤状態!やばいんちゃうの!?
その例の先生が現れるかと思ったが、それはなく、なんとか病院に戻して事なきを得た模様。


最後の蘭との会話は蛇足だったな。
翠「死んだ人とも話せたらいいな」
蘭「話したことあるよ」
凛「ああ、それ本当だ」
ラスト、翠におばあちゃんの声が聞こえる・・・って易すぎないか〜それ!
知り合いになったおばあちゃんと重ねて〜、とか
凛さんのセリフを最後にして「死んだ人の声ねぇ???それって蘭の幻聴では!?」とか
言わせて煙に巻くとか、そういう感じの方がよかったと思うなぁ。


なにはともあれ、これで布石が見えてきた。
翠は蘭と出会って仲間を得て安らぎとそして両親とおばあちゃんの本当の愛情を確認できた。
例の先生は今だに孤独の闇を彷徨っているのだろう。
そこで翠とあのおばあちゃんが架橋になって、先生の心の闇が晴れる!
という展開になるのではなかろうか。
次回は、蘭とミステリーツアーっぽいけど、これはアレだな、
翠メイン回だけ再編集したバージョンを作ってそいつを見るようにした方がいいかもな。
ちょっと気になるのは、原作には蘭とミステリーツアー的なノリしかなくて
翠の鬱屈した感情はアニメ独自路線?っていうことはないんだろうね・・・
なんにしても、それがないとストーリーに深みが出ないんで
単に子供向けアニメで終っちゃうよなぁ。(そして当然人気も出ないっと。)