コードギアス R2

やっぱり、一旦区切っちゃうとあの盛り上がりは維持できないかー。
製作側には都合いいのかもしれないが、視聴者の立場としては
いかんせん微妙と言わざるをえないな、このシステムは。
同じつくりをしているガンダム oo もそういう意味ではどうなることやら。


第1話はまあ今期からの視聴者も考慮しつつ前シリーズのおさらいもして・・・
というあたりでなかなか考えられてるなーと思った。
しかし2話3話と続くにつれ「うん!?」と思うところも多くなってきた。
多分一番おおきな綻びは恐らく「ロロを仲間に引き込む」というプロットだろう。
いやー、暗殺者は標的を躊躇無く殺して、それから次のことを考えるわけだから。
ルルの口車にのって C.C. 捕獲なんてのに色気は出さんよ。
で、この絶体絶命の危機を「アレっ???」というそんな方法で
切り抜けたことにしちゃうから、なんだか入り込めなくなってきている。
公開処刑されそうな仲間を助けに行くところなんかもそうだわな。
この辺、前シリーズだと勢いで考えさせないようにしてきたような気がするが
今シリーズだと疾走感がまだイマイチだからあれこれ考えちゃうんだろうなー。
こういうところが熱気が冷めてしまって冷静に見るようにさせてしまった弊害。


いやまあそれでも期待値が高いからこそ求められる目線も高く設定されるわけで
凡百のアニメとは比べるのが悪いぐらいのクォリティには仕上がっているのは事実。
おもしろくない、と言っているのではなくて、
十分テレビアニメとしてはおもしろいんだが、前シリーズと比較してしまうと
まだ盛り上がり感に欠けるとか、待たされた分期待も大きかったとか、そういうこと。


皇帝陛下もギアスもちとか、あいつもこいつもギアス・ギアス・ギャースで
大安売りになってきているが、ストーリーとしてはいろいろ転がしていける
というものだ。最大の謎、C.C. とは何か、ギアスとは何かという核心部分は
まだ完全には明らかになってないよね。
ともかく着地点はどうなるのか期待して見てゆこう。