BLUE DROP〜天使たちの戯曲〜

頬染めアニメもついに最終回。
せっかく頑張って練習してきた劇が本番途中で異星人襲来、
それどころじゃなくなってブチ壊し。
せっかくマリのおばあちゃんやみち子の両親、その他大勢集まったのに。
ありゃりゃ、と思ったのだがマリが萩乃を追っていって戦艦のモニター越しに
劇のセリフを続ける。鳥が飛んでたのでツバエルが中継したんだろうな、きっと。
まあそういうのもアリかとは思ったが。
で、キ印司令官がジェノサイドモード発動とか言い出すもんで
萩乃はツバエルを射出して一人で特攻。
30年後、っておいおい。マイユアもそうだったがまたかよ!


うーむ、どうなんだろう、全体的に悪くはなかったんだが。
なんか、いままで応援有難うございました。○○先生の次回作にご期待ください、
みたいな感じだな、こりゃ。
設定や伏線をいろいろ出して物語的にはさてどうなるかというところで
いまひとつ人気が出ずに打ち切りエンド、という雰囲気。


吉富昭仁が原作ということだったので EAT-MAN みたいなのを期待してたんだが。
のっけから SF と日常を交互に出してきて、いったいこれどこで交錯するんだ!?
と思ってたら、えっ、単に地球侵略!?なんじゃこりゃ!?という感じ。
伏線も何もあったもんじゃない。
日常パートは丁寧でキャラの心情描写もうまく描けていて
すごくよかったのに台なしだなー。
あー、もったいない。
結局、マリの接触テレパスという設定も全然生かされなかったし、
キ印司令官の目的だった記憶固定化装置だったけか、
それってアザナエルをびびらすのにしか役にたってなかったんじゃね!?
できる部下を抹殺するほどのことかぁー、そりゃ???


ことあるごとに頬染めあってたが、なんか風邪でもひいてんのか!?というぐらいの
百合ゆりんな感じもまたよい雰囲気だったのに。
そういや男ででてきたのは校長とみち子の友達の庭師のおっちゃんくらいだったか。
シムーン並みの良作になれるポテンシャルはあっただけに惜しい作品だよ、ほんと残念だ。


PS. みんなで寮長の家に遊びにいって海に行ったり赤ちゃんをあやしたりの回が
一番よかったかなーと思っていたがあとでネットで調べて見ると


第7話 Crinum、脚本:吉富昭仁
でしたかー、やられた!!やっぱり本人降臨が一番いい出来かー、そりゃそうかー。
シリーズ構成も本人がやればかなりの良作になっただろうになー、
いやー惜しい、惜しいよ、まったく。