ハチワンダイバー 総評

結局、最初に思った通りラスボスはそよちゃんになるわけね。
まあ、鬼将会の真のボスがそよちゃんぽくはないな、と思った時点で
(2番目の真剣師・大文字ジローのあたり)
ボスはそよちゃんの父か非常に近い親類縁者でそれを倒して
そよちゃんラスボス化、という感じになるだろうとふんでいたが。
全体としては割とよかったのでは。
最後は現代の将棋会に繋がる、退会者でもプロへの道が
非常に厳しい門ではあるが開かれている、という所へ落ち着いたし。
うまく瀬川さんのネタにもっていけたかな、という感じだね。
菅田と師匠が最後の最後で対局して、菅田が勝つみたいな展開も
思ったがそれはなかった。まあそれはそれでよし。
ただもうちょっと道を閉ざされてしまった者のドロドロとした部分が
もう少し丁寧に描かれてもよかったんではないかとは思う。
派遣・フリーター・ニート・引篭りみたいな現代日本に蔓延する病に
メスを入れられる題材であったとは思うんだけどな。
まっ、脚本家がサラッとなでた程度でいいと思ってるんだろうから
こんなもんなんでしょうな。


メイド姿のデリヘル譲が将棋指し!?みたいな
所謂キワモノ的な発想なんだが
とりあえずアイデアは買い!といったところか。
まずはインパクト!!!というノリは小池先生以来の定石でしょ。
イデアに困ったら、ハダカのオンナが何者かに追われて
往来を走っていくシーンを描いとけ!みたいな。
マンガの方は展開が違うそうだが、おもしろそうなら読んでみようかな。
ともかく、スタッフの皆様ごくろうさまでした。