破天荒遊戯 第3話「かくもささやかな子守唄」

今回の話はかなりよかったな。
母親が手を離したところやけに強調して見せるなー、と思っていたが
「大事なものを手放したじゃないか」というところに
つなげようとしていたのかー、なるほど。
その直前で「きれいな手ね」と言っていて
その意味で見てしまったので、この演出はなんだろうな?と思ってた。
アゼルの「手を離されてしまった」つらい過去と
アルゼイドの「信用していたものに置いていかれたことはあるのか」という自分語り
そういったものとリンクさせつつサーカスで会った母子
そしてサーカス団長の悲劇をみせ
最後アルゼイド、バロックヒートは悲しげなアゼルを元気づけようと
三人で遊びにいこうと誘う。
捨てられたものたちのなかに確実につながりが芽生えているというところでエンド。
サーカス団 v.s. アゼル、アルゼイド、バロックヒートのときは
アゼルが助けに来てくれた2人と手をつなぐというシーンもあって
テーマとリンクしていたし。
いやーニクイ脚本と構成、演出、すごくよかったよー。

ひとつだけいうと団長が自分の子に首を締められるとき
水槽から起き上がった子が涙を流しているようにしか見えなかったが、
水が滴っているようにも見えるし涙のようにも見えるというようになっていると
もっとよかったのではないかと思う。

こういう「当たり回」があるなら今後も楽しみだなー。